Dell OpenManage バージョン 5.1 インストールおよびセキュリティユーザーズガイド
対応する Windows オペレーティングシステムを実行しているシステムでの Management Station Software のインストール、アップグレード、アンインストール
『Dell Systems Management Consoles CD』には、お使いのシステムで Dell OpenManage Management Station Software をインストール、アップグレード、アンインストールするためのセットアッププログラムが入っています。
『Dell Systems Management Consoles CD』のセットアッププログラムを使用すると、Microsoft® Windows® オペレーティングシステムを実行しているシステムで Management Station Software のインストールとアップグレードができます。 Dell OpenManage Management Station Software は『Dell Systems Management Consoles CD』からアンインストールできます。対応する Windows オペレーティングシステムを実行しているシステムの場合は、オペレーティングシステムからもアンインストールできます。
Management Station Applications には、Dell OpenManage IT Assistant、DRAC ツール、BMC ユーティリティ、および Microsoft Active Directory® スナップインが含まれます。
Management Station Application の中には Red Hat® Enterprise Linux および SUSE® Linux Enterprise Server オペレーティングシステムで起動するものもあります。より具体的な情報については「対応の Red Hat Enterprise Linux、SUSE Linux Enterprise Server オペレーティングシステムを実行しているシステムでの Management Station Software のインストール、アップグレード、アンインストール」を参照してください。
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メモ:セットアップと設定の詳細については、『Dell OpenManage IT Assistant ユーザーズガイド』を参照してください。 |
以下は管理ステーションの一般的な必要条件です。 オペレーティングシステムに固有のインストール要件は、あとで説明する各アプリケーションのインストール手順に含まれています。
Management Station Software は、最少必要条件を満たしている次の各オペレーティングシステムで実行できます。
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メモ:Dell OpenManage 5.1 インストーラは、Windows Storage Server 2003 R2、Microsoft Windows Storage Server 2003 R2、統合ストレージ搭載 Express x64 Edition および Microsoft Windows Storage Server 2003 R2、統合ストレージ搭載 Workgroup x64 Edition で多言語ユーザーインタフェースを提供します。多言語ユーザーインタフェースパックには、対応の Windows オペレーティングシステムに追加可能な言語固有のリソースファイル一式が含まれます。ただし、Dell OpenManage 5.1 インストーラがサポートする言語はドイツ語、スペイン語、フランス語、簡体字中国語、日本語の 5 言語のみです。 |
アプリケーションに固有のオペレーティングシステム要件については、そのアプリケーションのマニュアルを参照してください。
Windows システムでは、CD のセットアッププログラム(setup.exe)によって 必要条件チェッカー が起動し、システム要件が満たされているかどうかが自動的に分析されます。 (「必要条件チェッカー」を参照してください。)
システムには Microsoft Software Installer(MSI)バージョン 3.1 以降が必要です。 Dell OpenManage ソフトウェアはシステムの MSI バージョンを検知します。 バージョンが 3.1 未満である場合、必要条件チェッカーにより MSI バージョン 3.1 へのアップグレードが要求されます。
IT Assistant 8.0 の新規インストールに際しては、システムに対応データベースが不在の場合、Microsoft SQL Server 2005 Express Edition のインストールが要求されます。SQL Server 2005 Express Edition は、Management Station Software をインストールする前に『Systems Management Sonsoles CD』を使ってインストールできます。ただし、システムに既に Microsoft SQL Server 2000 Desktop Engine(MSDE 2000)がインストールされている場合、IT Assistant はこれと連動します。 IT Assistant 7.x から 8.0 へアップグレードしている場合、既存の MSDE 2000 を使用できます。
IT Assistant などのアプリケーションは、Common Information Model(CIM)プロトコルを使用できます。 CIM プロトコルを使用する場合は、これがインストールされ、有効になっていることを確認します。 IT Assistant の CIM の設定については、『Dell OpenManage IT Assistant ユーザーズガイド』を参照してください。
IT Assistant システムでは、SNMP サービスがインストールされ、実行されている必要があります。 検出および管理するシステムにはさらに SNMP(または CIM)もインストールされていなくてはなりません。 SNMP のないシステムに IT Assistant をインストールしようとすると、インストールプログラムが終了して SNMP のインストールを要求されます。 また、SNMP サービスを停止すると、IT Assistant のサービスも停止します。
IT Assistant 管理ステーションで SNMP をインストールするには、『IT Assistant ユーザーズガイド』を参照してください。
ここでは、対応 Windows オペレーティングシステムを実行しているシステムで Management Station Software をインストール、アップグレード、アンインストールする方法について説明します。 システム要件が満たされている場合にインストールされるデフォルトの機能は、IT Assistant、Remote Access Controller コンソール、および BMC ユーティリティです。
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メモ:Dell OpenManage Array Manager コンソールは、以前に Management Station Software(Array Manager Console もあわせてインストール済み)が検出されない場合、Windows では利用できません。 この機能はアップグレードのみ可能です。 Array Manager コンソールは今後のリリースではサポートされなくなります。 |
セットアッププログラム(setup.exe)によって必要条件チェッカープログラムが開始します。 セットアッププログラムは、『Dell Systems Management Consoles CD』の Windows ディレクトリにあります。 必要条件チェッカープログラムは、実際のインストールを起動せずにソフトウェアが機能するための必要条件を調べます。 このプログラムは、ソフトウェア機能のインストールや動作に影響する可能性のあるハードウェアとソフトウェアの情報をステータスウィンドウに表示します。
必要条件チェッカーには、情報、警告、エラーメッセージという 3 種類のメッセージが表示されます。
¥windows¥PreReqChecker ディレクトリより、RunPreReqChecks.exe /s を実行することで、必要条件チェッカーをサイレント実行できます。必要条件の確認作業をサイレント実行する場合の詳細については、「必要条件チェッカー」の項を参照してください。
ここでは、Management Station Software のインストールとアップグレードの方法を説明します。 このインストールのオプションは次のとおりです。
『Dell Systems Management Consoles CD』には、IT Assistant や他の Management Station Software をインストールするオプションとして 標準セットアップ と カスタムセットアップ があります。
CD ドライブに『Dell Systems Management Consoles CD』を挿入して、セットアッププログラムからハードウェアおよびソフトウェアのシステム情報(インストールと操作の機能に影響するなど)がある必要条件チェッカーを実行します。
次を行うことで、現在システムにインストール済みの Management Station Software 製品をすべてインストールできます。
必要条件が満たされていれば、デフォルトで IT Assistant、DRAC ツール、BMC ユーティリティがインストールされますが、Active Directory スナップインユーティリティはデフォルトとして選択されません。これらは カスタムセットアップ オプションを使ってインストールできます。 (標準セットアップ の実行方法については、『ソフトウェアクイックインストールガイド』を参照してください。このマニュアルには、セットアッププログラム内でタスクバーの 情報 をクリックするとアクセスできます。)
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メモ:標準インストール中、個々の Management Station サービスはそのサービスのハードウェア要件とソフトウェア要件を満たしていない管理下システムにはインストールされません。 たとえば、Server Administrator Remote Access Service ソフトウェアモジュールは、管理下システムに Remote Access Controller がインストールされていなければ、 標準インストール中にインストールされません。 ただしカスタムセットアップ で Remote Access Service ソフトウェアモジュールを選択するとインストールできます。 |
カスタムセットアップ オプションを選択すると、セットアッププログラムでシステムに適切なインストールオプションとして識別されたソフトウェア機能の選択を解除できます。 標準セットアップ では、ハードウェア構成に適した機能はすべて事前に選択されているため、インストールする機能のリストに追加することはできません。
カスタムセットアップ 以下に、オプションについて IT Assistant のインストールとアップグレードを例にとって説明します。 他の Management Station Software も カスタムセットアップ オプションを使ってインストールできます。
カスタムインストールを使用すると、インストールしたい特定のソフトウェア機能を選択できます。
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メモ:Management Station および Managed System サービスは同じまたは異なるディレクトリにインストールできます。 インストールするディレクトリの選択が可能です。 |
インストーラが自動的に開始しない場合は、CD の windows フォルダを開いて setup.exe ファイルをダブルクリックします。
Dell OpenManage Management Station の必要条件ステータス 画面が開き、Management Station の必要条件の確認作業が実行されます。 必要条件ステータス に関連する情報、警告、エラーなどのメッセージが表示されます。 メッセージを読み、必要に応じてインストール前に警告メッセージとエラーメッセージに対処します。
Dell OpenManage Management Station のインストールウィザードへようこそ 画面が開きます。
Dell ソフトウェア製品使用許諾契約が表示されます。
セットアップの種類 ダイアログボックスが開きます。
カスタムセットアップ ダイアログボックスが開きます。
特定の Management Station Software アプリケーションを選択するには、リストされた機能の横にあるドロップダウン矢印をクリックし、アプリケーションをインストールするか、またはしないかを選択します。
選択した機能の隣にハードドライブのアイコンが付きます。 選択解除した機能の隣に赤の X が付きます。 デフォルトでは、ハードウェアでサポートされていないソフトウェア機能が必要条件チェッカーで検出されると、選択が解除されます。
デフォルトのディレクトリパスを受け入れて Management Station Software をインストールするには、次へ をクリックします。 別の場所にインストールする場合は、変更 をクリックして Management Station Software をインストールするディレクトリに移動してから 次へ をクリックします。
Dell OpenManage IT Assistant は必ず選択してください。
IT Assistant カスタム設定 ダイアログボックスが開きます。
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メモ:IT Assistant には、システムにインストールするデータベースのデフォルトインスタンスが必要とされます。 IT Assistant は、名前指定されたデータベースのインスタンスを使用できません。 |
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メモ:Microsoft SQL Server 2005 Express は、Microsoft Data Access components 2.8(MDAC 2.8)および .NET 2.0 Runtime のインストールを必要とします。システムに MDAC 2.8 がインストールされていない場合、必要条件チェッカーユーティリティによって MDAC 2.8 のインストールが要求されます。 |
プログラムのインストール準備完了 ダイアログボックスが開きます。
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メモ:キャンセル をクリックすると、インストール処理をキャンセルできます。 インストールは加えた変更を元の状態に戻します。 インストール処理の最後の方で キャンセル をクリックした場合は、元の状態に正しく戻らず、システムがインストール未完了のままになることがあります。 詳細は、「失敗したインストールのシステム回復」を参照してください。 |
Dell OpenManage Management Station のインストール 画面が開きます。
選択した機能がインストールされると、インストールウィザードの完了 ダイアログボックスが開きます。
『Dell Systems Management Consoles CD』には IT Assistant や他の Management Station Software をアップグレードするための アップグレード オプションもあります。
『Dell Systems Management Consoles CD』を CD ドライブに挿入すると、必要条件チェッカーというプログラムによってシステムがチェックされます。
現在システムにインストールされている Management Station Software 製品のすべてをアップグレードするときは、Management Station のインストール、変更、修復、削除をクリックしてから、次へ を選択します。
システムに適切な機能はすべて、バージョン 4.3 からのアップグレード中に事前に選択されています。
以下の手順は、IT Assistant や他の Management Station Software をアップグレードする方法です。
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メモ:Management Station Software の最新バージョンはメジャーアップグレードであるため、Windows インストーラパッチ(.MSP)サポートはありません。 マイナーアップグレードにおいてのみアップグレードに MSP ファイルを使用できます。 |
インストーラが自動的に開始しない場合は、CD の windows フォルダを開いて setup.exe ファイルをダブルクリックします。
Dell OpenManage Management Station の必要条件ステータス 画面が開き、Management Station の必要条件の確認作業が実行されます。 必要条件ステータス に関連する情報、警告、エラーなどのメッセージが表示されます。 メッセージを読んで、必要に応じてインストール前に問題を解決します。
Dell OpenManage Management Station のインストールウィザードへようこそ 画面が開きます。
Dell OpenManage Management Station のインストール 画面が開きます。 インストールまたはアップグレード中のソフトウェア機能の状態と進行状況を示すメッセージが表示されます。
選択した機能がインストールまたはアップグレードされると、インストールウィザードの完了 ダイアログボックスが開きます。
Dell OpenManage Management Station インストールウィザードへようこそ ダイアログボックスが開きます。
プログラムのメンテナンス ダイアログボックスが開きます。
カスタムセットアップ ダイアログボックスが開きます。
選択した機能の隣にハードドライブのアイコンが付きます。 選択解除した機能の隣に赤の X が付きます。 デフォルトでは、ハードウェアでサポートされていないソフトウェア機能が必要条件チェッカーで検出されると、選択が解除されます。
プログラムの変更準備完了 ダイアログボックスが開きます。
Dell OpenManage Management Station のインストール 画面が開きます。 インストール中のソフトウェア機能の状態と進行状況を示すメッセージが表示されます。
選択した機能がインストールされると、インストールウィザードの完了 ダイアログボックスが開きます。
Dell OpenManage Management Station インストールウィザードへようこそ ダイアログボックスが開きます。
プログラムのメンテナンス ダイアログボックスが開きます。
プログラムの修復準備完了 ダイアログボックスが開きます。
Dell OpenManage Management Station のインストール 画面が開きます。 インストール中のソフトウェア機能の状態と進行状況を示すメッセージが表示されます。
選択した機能がインストールされると、インストールウィザードの完了 ダイアログボックスが開きます。
ソフトウェアのインストールユーティリティで、セットアップ中に致命的なエラーが発生した場合は、システムが不安定になる可能性があります。 この問題に対処するため、Dell OpenManage インストーラには、サーバーをエラー発生前の正常な状態に戻す「ロールバック」という機能が装備されています。
Windows インストーラサービスは、インストール、アンインストール、その他の設定変更中に実行するあらゆる操作を元に戻す処理を維持して、Dell OpenManage インストーラにロールバック機能を提供しています。 インストールセッション中にエラーが発生した場合は、Windows インストーラサービスを使って、システムをエラー前の状態に戻すことができます。 この機能には、削除や上書きが行われたファイルやレジストリキーや、その他のリソースが含まれます。 インストールやアンインストールの過程で削除されたり上書きされたファイルは、一時的にバックアップの場所に保存されるため、必要に応じて復元することができるのです。 インストールが正常に完了した後、バックアップ用の一時ファイルはすべて削除されます。
インストールが正常に完了した後に、ロールバックすることはできません。 処理したインストールは、特定のインストールセッション中にシステムを保護する安全ネットとしての役割を果たします。 たとえば、インストールしたアプリケーションを削除したい場合は、単にそのアプリケーションをアンインストールしてください。
Dell OpenManage ソフトウェアをバージョン 4.3 からバージョン 5.x へアップグレードすると、エラーとなり、システムはそれ以前の状態までロールバックされます。
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メモ:インストーラのクリーンアップ中やインストール処理が完了してからシステム管理者がキャンセルしたインストール、アンインストール、アップグレードなどは、ロールバックされません。 |
『Dell Systems Management Consoles CD』には、無人インストールの手順として、標準セットアップ オプションと カスタムセットアップ オプションがあります。
無人インストールを使用すると、Management Station Softwareを複数のシステムに同時にインストールできます。 Management Station の必要ファイルすべてを含めた無人インストールパッケージを作成して、無人インストールを実行します。 無人インストールオプションには、無人インストールの設定、確認、情報表示などができる機能もいくつかあります。
無人インストールパッケージは、独立系ソフトウェアベンダー(ISV)のソフトウェア配布ツールを使用して、リモートシステムに配布されます。 パッケージが配布されると、インストールスクリプトによってソフトウェアがインストールされます。
無人インストールには次の機能があります。
無人インストールの 標準セットアップ オプションでは無人インストールパッケージとして『Dell Systems Management Consoles CD』を使用します。 msiexec.exe /i MgmtSt.msi /qb コマンドで『Dell Systems Management Consoles CD』にアクセスして、ソフトウェア使用許諾契約に同意すると、選択したリモートシステムに Management Station のソフトウェア製品がすべてインストールされます。 msiexec.exe /i MgmtSt.msi /qb コマンドは、システムのハードウェアとソフトウェアの設定に基づいて、Management Station のソフトウェアをインストールします。
CD の全内容を配布するか、ターゲットシステムから CD イメージの場所にドライブをマッピングすると、リモートシステムで 『Dell Systems Management Consoles CD』イメージを使用できるようになります。
ドライブを標準無人インストールパッケージとして動作させるようにマッピングするには、次を実行します。
このタスクは、CD を直接共有するか、CD 全体をドライブにコピーしてコピーを共有することで達成できます。
msiexec.exe /i マッピング先ドライブ¥windows¥ManagementStation¥MgmtSt.msi /qb
msiexec.exe /i マッピング先ドライブ¥windows¥ManagementStation¥MgmtSt.msi /qb コマンドによって各リモートシステムに Management Station がインストールされます。
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メモ:IT Assistant は、IT Assistant をインストールする前に、対応データベースのインストールを必要とします。CD ドライブ:¥Windows¥ManagementStation¥support database を参照し、サンプルバッチファイルおよび必要なユーティリティを確認してください。 |
CD 全体を標準無人インストールパッケージとして配布するときは、次を実行します。
msiexec.exe /i CD ドライブ¥windows¥ManagementStation¥MgmtSt.msi /qb コマンドが CD から実行され、各リモートシステムに Management Station がインストールされます。
配布用無人インストールパッケージを作成するには、CD の windows ディレクトリをシステムのハードドライブにコピーするだけです。
Windows インストーラエンジン(msiexe.exe)を使ってインストールを実行するバッチスクリプトを作成します。 例:
msiexec.exe /i MgmtSt.msi ADDLOCAL=ITA,RACMS,ADS /qb
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メモ:カスタム無人インストールの場合は、必要な機能のそれぞれをコマンドラインインタフェース(CLI)のパラメータとして含める必要があります。 |
また、バッチスクリプトはシステムのハードドライブにある windows ディレクトリに入れてください。
追加詳細および使用できる機能の ID については、「カスタムパラメータ」を参照してください。
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メモ:先ほど説明した無人インストールの カスタムセットアップ で使用される Management Station の MgmtSt.msi インストールパッケージは、¥windows¥ManagementStation ディレクトリに入っています。 |
次のコマンドはスクリプトから実行され、各リモートシステムに指定された機能とともに Management Station をインストールします。
msiexec.exe /i System Drive¥windows¥ManagementStation¥MgmtSt.msi ADDLOCAL=ITA,RACMS,ADS /qb
ログファイルの場所を指定して無人インストールを実行するには、次のコマンドを実行します。
Msiexec.exe /i MgmtSt.msi /l*v "C:¥openmanage¥logs¥MgmtSt.log"
表 5-1 は、MSIExec.exe で使用できるオプションコマンドライン設定です。 コマンドラインで msiexec.exe の後に各オプション設定をスペースで区切って入力します。
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メモ:Microsoft Windows インストーラの全コマンドラインスイッチの詳細については、support.microsoft.com を参照してください。 |
MSI を使ったコマンド例として msiexec.exe /i MgmtSt.msi /qn があります。 このコマンドは、システムのハードウェアとソフトウェアの設定に基づいて、プロンプトなしでサイレントに Management Station の機能を各リモートシステムにインストールします。
Management Station Software の機能をアンインストールするには、『Dell Systems Management Consoles CD』またはオペレーティングシステムを使います。 また、複数のシステムで同時に無人アンインストールを実行することもできます。
『Dell Systems Management Consoles CD』を使って Management Station Software をアンインストールするときは、次を実行します。
CD を挿入しても自動的にセットアッププログラムが開始されない場合は、システムのデスクトップから マイコンピュータ をダブルクリックし、CD ドライブ のアイコンをダブルクリックして windows フォルダを開き、setup.exe ファイルをダブルクリックします。
Dell OpenManage Management Station の必要条件ステータス 画面が開き、Management Station の必要条件の確認作業が実行されます。 必要条件ステータス に関連する情報、警告、エラーなどのメッセージが表示されます。
Dell OpenManage Management Station のインストールウィザードへようこそ 画面が開きます。
プログラムのメンテナンス ダイアログボックスが開きます。 このダイアログで、プログラムの変更、修復、削除などができます。
プログラムの削除 ダイアログボックスが開きます。
Dell OpenManage Management Station のアンインストール 画面が開きます。 アンインストール中のソフトウェア機能の状態と進行状況を示すメッセージが表示されます。
選択した機能がアンインストールされると、インストールウィザードの完了 ダイアログボックスが開きます。
Management Station の全機能がアンインストールされます。
Windows で Management Station Software 機能をアンインストールするときは、次を実行します。
アンインストールの概要 画面が開きます。 アンインストール中のソフトウェア機能の状態と進行状況を示すメッセージが表示されます。
Management Station の全機能がアンインストールされます。
『Dell Systems Management Consoles CD』は、主に Management Station Software の無人アンインストールの手順を提供します。
無人アンインストールを使用すると、Management Station Software を複数のシステムから同時にアンインストールできます。 無人アンインストールパッケージは、ISV ソフトウェア配布ツールを使用してリモートシステムに配布されます。 パッケージが配布されると、アンインストールスクリプトが実行されてソフトウェアがアンインストールされます。
『Dell Systems Management Consoles CD』は無人アンインストールパッケージとして機能するように事前設定されています。 パッケージを 1 つまたは複数のシステムに配布するには、次の手順に従います。
表 5 -1 は、無人アンインストールで使用できる無人アンインストールのコマンドラインを示します。 コマンドラインで
msiexec.exe /x MgmtSt.msi の後に各設定をスペースで区切って入力します。
たとえば、msiexec.exe /x MgmtSt.msi /qb を実行すると、無人アンインストールが実行され、実行中にその状態が表示されます。
msiexec.exe /x MgmtSt.msi /qn を実行すると無人アンインストールが実行されますが、サイレントモード(状態は非表示)で行われます。
CLI パラメータの ADDLOCAL、REINSTALL、REMOVE を使用すると、インストール、再インストール、アンインストールなどをサイレントまたは無人で実行するときに、特定のソフトウェア機能を指定できます。 カスタマイズパラメータでは、同じ無人インストールパッケージを使って異なるシステムでソフトウェア機能を選択的にインストール、再インストール、アンインストールできます。 たとえば、IT Assistant のインストールを選択できますが、システムの特定グループにある Remote Access Controller Management Station を選択することはできません。 また、特定のシステムグループから 1 つまたは複数の機能をアンインストールすることもできます。
機能 ID |
説明 |
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ADS | Active Directory スナップインユーティリティ |
BMU | ベースボード管理コントローラ管理ユーティリティ |
ITA | IT Assistant |
RACMS | DRAC ツール |
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メモ: ADDLOCAL、REINSTALL、REMOVE CLI パラメーター と大文字で入力しなければいけません。 |
コマンドラインに ADDLOCAL カスタマイズパラメータを含め、インストールするソフトウェア機能の ID を割り当てます。 例:
msiexec.exe /i MgmtSt.msi ADDLOCAL=ITA /qb
このコマンドによって、Dell OpenManage Management Station のインストールが無人の冗長(メッセージで)モードで実行され、IT Assistant だけがインストールされます。
コマンドラインに REINSTALL カスタマイズパラメータを含め、再インストールするソフトウェア機能の ID を割り当てます。 例:
msiexec.exe /i MgmtSt.msi REINSTALL=RACMS /qb
このコマンドによって Dell OpenManage Management Station のみのインストールが無人の冗長モードで実行され、Remote Access Controller Management Station が再インストールされます。
コマンドラインに REMOVE カスタマイズパラメータを含め、アンインストールするソフトウェア機能の ID を割り当てます。 例:
msiexec.exe /i MgmtSt.msi REMOVE=RACMS /qb
このコマンドによって Dell OpenManage Management Station のみのアンインストールが無人の冗長モードで実行され、Remote Access Controller Management Station が再インストールされます。
msiexec.exe プログラムの 1 度の実行で、機能をインストール、再インストール、アンインストールすることもできます。 例:
msiexec.exe /i MgmtSt.msi ADDLOCAL=ADS REINSTALL=ITA REMOVE=BMC /qb
このコマンドによって Dell OpenManage Management Station のインストールが実行され、Active Directory スナップインユーティリティのインストールと IT Assistant の再インストールとベースボード管理コントローラのアンインストールを同時に実行できます。 これは無人の冗長モードで実行されます。
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メモ:Dell OpenManage のグローバル一意識別子(GUID)は 128 ビット長です。 製品 GUID はアプリケーションを固有に識別します。 この場合、Dell OpenManage Management Station の製品 GUID は {DA60872C-9147-4A6E-9AEF-95BAB5EF3A3B} です。 |
Dell OpenManage ソフトウェアでエージェントとは、システム管理計装のソフトウェア機能に適用される一般的な用語です。 サポートの程度はエージェント間で異なります。 たとえば、IT Assistant は Server Administrator で管理しているシステムでは自動的に警告を検出、表示、受信して処置を実行できますが、特定のストレージデバイスのエージェントからしか警告を受け取ることができません。 IT Assistant がサポートするエージェントのリストについては、『Dell OpenManage IT Assistant ユーザーズガイド』を参照してください。
IT Assistant をインストールしたシステムを Windows Server 2003 に移行してから IT Assistant の新しいバージョンにアップグレードする場合、Windows Server 2003 と旧バージョンの Windows で暗号化が異なるため、問題が発生することがあります。
Windows Server 2003 に移行したシステムをアップグレードすると、CIM プロトコルで設定されたシステムが検出されなくなる可能性があります。 この問題が発生した場合は、CIM ユーザーのパスワードをリセットしてください。 IT Assistant ユーザーインタフェースで、検出および監視 に移動し、範囲 を選択して、包括範囲 を右クリックします。 新しい包括範囲 をクリックすると新しい検出ウィザードを実行できます。このウィザードでは、CIM 設定 ウィンドウで新しい CIM ユーザー名を指定できます。 詳細については、IT Assistant オンラインヘルプを参照してください。
Red Hat Enterprise Linux や SUSE Linux Enterprise Server を実行している管理ステーションでは、Management Station Software スイートの BMC と RAC 機能だけを使用できます。
BMC 管理ユーティリティを管理ステーションにインストールするには、次の手順を実行してください。
DRAC ツール機能をインストールするには、次の手順を実行してください。
BMC 管理ユーティリティを管理ステーションでアップグレードするには、次の手順を実行してください。
DRAC ツール機能をアップグレードするには、次の手順を実行してください。
BMC 管理ユーティリティを管理ステーションでアンインストールするには、次の手順を実行してください。
DRAC ツール機能をアンインストールするには、次の手順を実行してください。