目次ページに戻る

Netware オペレーティングシステムへの Managed System Software のインストール

Dell OpenManage™ バージョン 4.5 インストールおよびセキュリティユーザーズガイド

  概要

  はじめに

  インストール要件

  インストール手順



概要

Managed System Software は複数の方法でインストールできます。 『Dell™ PowerEdge Installation and Server Management CD』には、管理先システムで Dell OpenManage™ Server Administrator や他の Managed System Software コンポーネントをインストール、アップグレード、アンインストールするためのインストール IPS スクリプトが入っています。 また、ネットワーク上で Managed System Software を複数のシステムに無人インストールを使用できます。

メモ:現在サポートされているシステムのリストは、『Dell PowerEdge Installation and Server Management CD』の Readme_ins.txt ファイルを参照してください。Systems Management Software の旧バージョンが検出された場合は、それを最初にアンインストールする必要があります。 アンインストールが完了したら、System Management Software の最新バージョンをインストールする前にシステムを再起動する必要があります。

無人および事前に準備されたサイレントインストール

『Dell PowerEdge Installation and Server Management CD』を使用して、対応する Novell® Netware® オペレーティングシステムを実行しているシステムで Server Administrator の無人および事前に準備されたサイレントインストールを実行できます。


はじめに


インストール要件

以下に、Managed System Software の一般的な必要条件について説明します。

対応オペレーティングシステムのバージョン

Managed System Softeware は最小要件を満たしていれば次の各オペレーティングシステムをサポートします。

メモ:各対応オペレーティングシステムがサポートしている Server Administrator サービスの最新リストについては、『Dell PowerEdge Installation and Server Management CD』の Server Administrator readme ファイルか『Dell OpenManage Server Administrator Documentation CD』の『Dell OpenManage Server Administrator 互換性ガイド』を参照してください。

システム要件

管理する各システムに Managed System Software をインストールする必要があります。 インストール後、対応 Web ブラウザを使って、Managed System Software を実行している各システムをローカルまたはリモートで管理できるようになります。

管理下システムの必要条件

サポートしているシステム管理プロトコル規格

Managed System Software をインストールする前に、サポートしているシステム管理プロトコル規格が管理下システムにインストールされている必要があります。 Novell NetWare オペレーティングシステムの場合、Managed System Software がサポートしているのは SNMP のみです。 SNMP は常にインストール済みです。 CIM 規格と WMI 規格は使用できません。

メモ:サポートしている System Management プロトコル規格を Managed System にインストールする方法については、オペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。

インストール手順

ここでは、Novell NetWare オペレーティングシステムを実行しているシステムに Managed System Software をインストール、アップグレード、アンインストールする方法について説明します。

Managed System Software のインストールおよびアップグレード

ここでは、次のインストールオプションを使って Managed System Software をインストールおよびアップグレードする方法について説明します。

Managed System Software インストールまたはアップグレードの必要条件

Managed System Software をインストールする前に、次の条件が満たされていることが必要です。

メモ: Server Administrator インストールは Managed System Software 4.3 以前バージョン ではサポートされていません。 旧バージョンの Systems Management Software が検出された場合は、最初にシステムからその Systems Management Software をアンインストールする必要があります。

『Dell PowerEdge Installation and Server Management CD』を使用した Managed Systems Software のインストールとアップグレード

  1. 『Dell PowerEdge Installation and Server Management CD』をシステムの CD ドライブに挿入します。

CD が自動的にロードされ、すべてのボリューム名が表示されます。

ボリューム名が表示されない場合は、コンソールプロンプトで volume と入力して <Enter> を押します。

  1. CD ドライブのボリューム名を記録します。

  2. load nwconfig と入力して、<Enter> を押します。

  3. NetWare 設定 画面の 設定 オプションで、 製品オプション を選択して <Enter> を押します。

  4. その他のインストール処置 メニューで、リストにない製品のインストール を選択して <Enter> を押します。

メモ:<Enter> を押すと、以前に選択したパスを一覧表示したダイアログボックスが開く場合があります。 このダイアログボックスを閉じるには、<Esc> を押します。

製品がドライブ A からインストールされるというデフォルトのメッセージが表示されます。

  1. 別のインストールパスを指定する場合は、<F3> を押します。
    A: を削除して ボリューム名:srvadmin¥netware と入力します。ボリューム名 は CD ドライブに割り当てられたボリュームの名前です。

メモ:パス名にスペースは入力できません。
  1. パスを入力したら、<Enter> を押して続行します。
    次のメッセージが表示されます。
    Indicate which file groups you want installed.

    (インストールするファイルグループを指定してください。)


  2. インストールするその他のコンポーネントを選択します Server Administrator はデフォルトでインストールされるため、ファイルグループのリストには含まれていません。

メモ:インストールする項目の隣に X が付きます。 項目の隣で <Enter> を押すと、その項目が選択されます。 項目の隣でスペースバーを押すと、選択と選択解除が切り替わります。
  1. 選択したコンポーネントを受け入れるには、<F10> を押します。

  2. 次に概要画面が表示されます。 概要を確認し、先へ進むには <Enter>、インストールを中止するには <Esc> を押します。
    Server Administrator および選択したコンポーネントのインストールが始まります。

  3. Systems Management セキュリティユーティリティ画面が開き、SNMP Set オペレーションのデフォルトのセキュリティ設定を変更するかどうか尋ねられます。

  4. 次のオプションのいずれかを選択します。

メモ:root のデフォルトパスワードは calvin です。

Systems Management セキュリティユーティリティが開きます。

  1. プロンプトが表示されたらて SNMP set 操作を許可する(書き込み)には <y>、SNMP set を許可しない(読み取り専用)場合は <n>、続行する場合はどれかキーを押します。

インストール手順が続行し、ステータスメッセージが表示されます。 インストールが完了すると、それを通知するダイアログボックスが開きます。

  1. <Enter> を押します。

  2. <Esc> を 2 回押し、<Enter> を 1 回押して、コンソールプロンプトに戻って NWConfig プログラムを終了します。

Managed System Software の事前に準備されたサイレントインストールまたはアップグレードの実行

Managed System Software

  1. 『Dell PowerEdge Installation and Server Management CD』をシステムの CD ドライブに挿入します。

CD が自動的にロードされ、ボリューム名が表示されます。

ボリューム名が表示されない場合は、コンソールのプロンプトで volume と入力し、<Enter> を押すとすべてのボリューム名が表示されます。

  1. CD ドライブのボリューム名を記録します。

  2. 次のように入力して <Enter> を押します。

load ボリューム名:¥srvadmin¥netware¥ominss32.nlm [-noinstallweb] [-noam] [-norac]

インストールスクリプトによって必要なファイルがすべて管理システムにインストールされます。

注意:『Dell PowerEdge Installation and Server Management CD』の root ディレクトリにある使用許諾契約license.txt)を確認してください。

–noinstallweb 設定はオプションで、コマンドラインのコンポーネントのみがインストールされるので、ブラウザからはアクセスできません。

–noam 設定はオプションで、インストールに Dell OpenManage Array Manager が含まれません。

–norac 設定はオプションで、インストールに Dell Remote Access Controller ソフトウェアのサポートが含まれません。

Managed System Software のアンインストール

Managed System Software をシステムからアンインストールするには、NWConfig ユーティリティの 製品オプション メニューを使うか、『Dell PowerEdge Installation and Server Management CD』に入っているサイレントアンインストールスクリプトを使います。

NWConfig ユーティリティを使用したアンインストール

  1. NetWare コマンドラインコンソールで、load nwconfig と入力して <Enter> を押します。

  2. 設定オプション メニューの 製品オプション を選択します。

  3. その他のインストール処置 メニューの 表示 / 設定 / 削除 から選択します。

  4. 現在の製品のインストール メニューから SRVADMIN を選択します。

  5. Server Administrator のアンインストールは <削除> を押します。

  6. <Esc> を 2 回押し、<Enter> を 1 回押して、コンソールプロンプトに戻って NWConfig プログラムを終了します。

サイレントアンインストールの実行

NetWare コマンドラインコンソールで、omunins.ncf と入力して <Enter> を押します。 アンインストールスクリプトによって、管理下システムからすべての Managed System Software ファイルがアンインストールされます。

起動時の注意

Instrumentation Service の起動時

NetWare オペレーティングシステムを実行している Managed System では、システム起動時に Instrumentation Service によって複数の NetWare Loadable Modules(NLM)がロードされます。 システムによっては一部の NLM が不要のため、自動的にアンインストールされます。 NLM のアンインストール処理は、システムの起動、または再起動後約 2 分で始まります。 このアンインストール中、モジュールのアンロードメッセージが NetWare システムコンソールに出力されます。


目次ページに戻る